インタビュー対象者:菊地伊織
インタビュー実施者:くぼのきょうこ
1. 簡単な自己紹介をお願いします。
名前 菊地伊織
生年月日 1998/6/3
人種 日本人
性別 女
日本に21年住んでいる(1年アメリカ)
2. 何がきっかけでアメリカに行きましたか?
大学進学
3. ジェンダー問題に興味を持ったのはいつですか?
またなぜ興味を持ちましたか?
幕末とか明治維新など歴史を学ぶのが好きで、そこからジェンダー問題があると知りました。その昔の時代を生き抜いた女性に魅力を感じます。男性社会の中で自分を持って生き抜いた人たちが好きです。
4. 日本の社会の中で、ジェンダーの面で一番驚いたこと、衝撃を受けたことは何ですか?
驚いたか記憶はないのですが、なんで?と疑問を持つことが多いです。別に誰が誰を好きになったり、どのような性別で生きたいかとか、その人自身の問題だけど、社会ではやはり難しいかなって。もし男性だけど心は女性でスカートとかファッションを楽しんでるけど公衆トイレで男性の方に入ると引かれるとか、そう言うエピソードとかシチュエーションってしょうがないかなとは思いますね。引いてしまう人も決して悪気はないかもしれませんし、もしそこで怒鳴るとかしたら、理解し難いか、、って思います。
5. ジェンダーの不平等に関する困難や苦労にあなたはどのように対処していますか?
苦労。。あんまりないかなあ。気にしてないだけかもしれません。私は私だし。生理痛がひどくて普通に会社とか休みがちでもわかってもらえるし、わかってもらえない環境に身を置いてないですね。自分で環境を選びに行ってます。
6. あなたのどの面が比較的男性っぽいですか?また、あなたのどの面が比較的女性っぽいですか?
行動面、性格面とかって男性っぽい女性っぽいって表現いらないと思います。そういう人って感じ。決断力があるのが男性っぽい?女性っぽい?じゃなくて、私は決断力のある女性って感じで捉えてますね。
でも恋愛は男性脳・女性脳っていうからどうなんだろう?養ってもらいたいなって思うのが女々しいのかな。男の人も思っていいし、女の人が自立するのもありですよねもちろん。だから難しいなこの質問。
でも子供を産みたいって思うのは母性かな?それは女性っぽいのかな。うーん難しいですね笑 結論はそういうこと考えないですね。
7. あなたの仕事または勉強における成功の定義とは何ですか?
目標を達成したら成功ですし
結果が出なかったら失敗ですけど
人生大きく考えてその挑戦だったり
そこにかけた時間や姿勢は成功になるように
悩んでもずっと幸福追求すれば成功じゃない?
成功。どうでもいいな。
幸せかどうかだな。生きてるならね。
8. あなたはフェミニストですか?
性別や人種や物事に対する姿勢だけをベースにして人と接することがないのできっとフェミニストだと思います。(あまり明確にチェック事項がわかっていないのでもしかしたらフェミニストの概念で当てはまらないのがあるかもしれませんが)
9. あなたには、 とても重要なメンターや影響力のある人がいますか?
沢山います。本の中なら与謝野晶子、吉田松陰の言葉が好きです。big magicっていう本も好きです。
女優でモデルの杏さんの考え方や紡ぐ言葉が好きで、彼女のエッセイも愛読書の一つです。
10. 将来の計画は何ですか?
a. ご自身の計画
絵で食べていきます。そして愛する人たちと一緒に日々を生きれたら、もっと嬉しいな。
b. 社会への希望
一周まわってなんもないかな。って思ってしまいそうな誰かが願うことを諦めてしまうような社会にはなってほしくないな。みんな結局他人だけど、だからこそ自由をはきちがえないでほしい。愛をわかる人であってほしい。どうしようもない自然災害やウィルスがまた起きても支え合えるように。うーんやっぱり、どう考えても、戦争がない世界でちゃんとモノが言える世界がいいな。
IORI KIKUCHI きくち いおり | 菊地 伊織
1998年東京都生まれ。湘南育ちのアーティスト。幼い頃から巨匠クロードモネの作品に触れ、3歳から絵を描き始める。高校時代パリにアート留学。2017年にNY州立大学Purchase校に進学後、2018年テンプル大学ジャパンにアート専攻で学士号取得。2018年表参道のギャラリーROCKET主催のグループ展で100人のイラストレーターに選出。2019年「TURNER AWARD 2018」で大賞を受賞。シンガーソングライター、竹内アンナのツアーグッズデザインを担当。グラフィックデザイナー・大学教授のイエン・ライナムのアシスタントとしてデザイナーや翻訳家としても活躍。幅広い表現方法で作品を日々制作している。
Web : kikuchiori.com
IG: kikuchiori
Email: iori@kikuchiori.com