国際女性デーに寄せて

今日は国際女性デーだ。1904年にニューヨークで参政権を求めたデモが起源となっていて、1975年に国連が国際女性デーとして制定したそうだ。

さて、国際女性デーということで、日本における女性の立場を改めて振り返ってみたい。
先日、世界銀行の調査によると、経済的な男女格差において、日本は昨年の80位から103位まで順位を落とした。
コロナの影響によって、多くの非正規労働者が職を失い、非正規労働者の多くが女性であることも一つの要因なのではないだろうか。
正社員で割と大きな企業に勤めている女性にとっては、「うちの会社では、男女で給与の格差なんてないけど、、、」と思う人もいるかもしれない。
しかし、その企業の中で正社員として働いている女性の割合は男性と半々になっているだろうか?キャリアを積んで、管理職になっている女性の数も男性と同じくらいいるだろうか?

2020年の総務省の調査によると、正社員比率は男性が78%、女性が46%だそうだ。
そもそも非正規雇用で働く女性の数は男性の3倍と言われている。
それは、女性の方が正社員になる「能力」に長けていないのが原因なのではない。
就職の際にかかる「女性はすぐ辞めるので取りたくない」といったバイアスや、そもそも女性にキャリアや教育は必要ないという刷り込みだったり、妊娠出産におけるキャリアの遅れや、社会や家族からの「母親であること」へのプレッシャーなど、多くの要因によって、意識的にも無意識的にも女性が抑圧され搾取されていることが原因なのではないだろうか。

現在、コロナもまだまだ収まらない中、ロシアのウクライナ侵攻によってとても不安定な情勢の中に私たちは生きている。
そして、こういった災害(コロナ)や戦争が起きたときに、真っ先に犠牲になるのが弱い立場にいる人々だ。女性に限らず、その社会の中で弱い立場にある人々が、職を失ったり、住む場所をなくしたり、命まで失う可能性もある。
国際女性デーということで、もっとエンパワーメントな内容を書きたかったのだが、今思っていることを文章にしたらこうなってしまった。
けれども、1人1人が今起こっていることや、社会の状況の中で、誰が踏みつけられて、誰が苦しめられていて、どうしたらそういった不平等がなくなるのかを少しでも考えていくことが、今後生きやすい社会をつくっていくきっかけになるのではないかと思う。