レポート【トライアル・イベント】

筆者:Kyoko Kubono

2020年7月5日に、The F-Wordとして「個人的な話を政治的に考える」という初のトライアルイベントを行いました。まず、参加者はお互いに自己紹介をし、このイベントの基本的なルールである「他人を批判しないこと」と「敬意を払うこと」を再確認しました。

その後、インタビューセッションに移りました。インタビューの主な目的は、自分が何者であるか、社会の中でジェンダーの観点からどのような苦労しているのかを話してもらうことでした。

そこで、私たちは2つのグループに分かれて、それぞれ2人ずつインタビューができるようにしました。私見ですが、このインタビューセッションは、インタビューした人のことを知り、何かを得るためには本当に良い方法だったと思います。私たちは、外見や社会的地位、社会的関係などで相手を決めつけてしまいがちですが、おしゃべりをしているうちに、自分の友人に対する間違ったイメージに気づくことができます。

また、今回のセッションは、自分自身を見つめ直したり、気にしたりする良い機会にもなりました。個人的には、学期中は自分のことをネガティブに捉えてしまい、自分の良いところをきちんと認められなくなってしまいます。しかし、インタビューでは、「この話をしていいのか」「この話を明確に伝えられているのか」ということをじっくりと考える必要がありました。そうすることで、忘れていたことを思い出すことができ、残りの夏期講習を乗り切るための活力になりました。

その後、ワールドカフェでは、インタビューで話したことや気づいたことを、結論を出さずに発表するというもので、その場にいた人たちが自分の話や気付いたことを共有するというものでした。一人一人がどちらの意見に賛成するか、反対するかを気にする必要がないので、インタビューセッションで見つけたことを共有しやすくなっていました。また、このセッションでは、様々な視点を学び、さらに議論を深めることができ、世界観を広げることができました。

全体的に見て、このようなイベントは、課題や面白いポイントを特定して話すことで、自分の考えを共有することがほとんどなかった人たちに親しみを持ってもらうための練習になるのではないかと思います。このイベントに興味のある方は、FBやTwitterで今後のイベント情報をお知らせください。